FXの複利運用ってなに？やり方やメリットデメリットを詳しく解説！

FXの複利運用とは？

複利運用とは、得た利益を元本に加えて、大きくなった資金を元手に運用を行い、さらに大きな利益を得るという運用方法です。

同じ利率で安定して利益を出すことができれば、元本が大きくなるほど大きな利益を得ることができるという仕組みです。

これを繰り返していくことで、加速度的に資産を増やすことができるため、効率の良い資産形成の方法と言えます。

20世紀最大の物理学者とも言われるアインシュタインは、資本主義社会の急成長を見て、この複利を「人類最大の発明」「宇宙で最も偉大な力」と呼んだと言われています。

FX複利運用のメリット

FXにおける複利運用には、多くのメリットがあります。

資金を雪だるま式に増やせる

複利運用の最大のメリットは、資金を雪だるま式に増やすことができるということです。

始めは少ない資金でも、継続して運用をしていくことで後に大きな資産を築くことができます。

単利よりも効率良く資金を増やせる

複利運用は、単利よりも効率良く資金を増やすことができるというメリットがあります。

単利は、利率のかかる元本の金額は増えず、元本に対してのみ利率がかかってきます。

つまり利率が一定であれば、得られる金額も一定ということになるのです。

一方、複利は得た分の利益も元手として投資に回していくので、元本の土台が大きくなっていき、一定の利率で運用することでより多くの利益を得ることができます。

少額からでも資金を増やせる

複利の力を利用することで、少額からでも効率良く資金を増やすことができます。

先述したように、安定した複利運用をすれば資金は加速度的に増えていきます。

たとえ少額から始めたとしても、長期的に継続するほどより多くの利益を得られるようになるのです。

もちろん、大きな元手で始めるほど有利ではありますが、少額だからといって資産が増やせないということはありません。

FX複利運用のデメリット

FXの複利運用には、デメリットもあります。

メンタルに影響が出やすい

複利運用は、メンタルに影響が出やすいというデメリットがあります。

元手が大きくなるほど利益も大きくなるというメリットを挙げましたが、逆に言うと損失も大きくなってしまいます。

10万円の1％の損失は1,000円ですが、元本が100万円になれば1％の損失は1万円です。

このように、資産が増えるほど損失の金額も大きくなるので、その点はメンタル管理が重要になります。

メンタル管理の重要性についてはこちらの記事を参考にしてください。

利益が出てもすぐに出金はできない

複利運用をする場合、利益が出たとしてもその利益は元本として運用を継続していく必要があります。

そのため、複利の恩恵を受けるためには、利益が出たとしてもすぐに出金することはできません。

出た利益をすぐに使いたいという方に関しては、単利の運用が向いています。

FXで複利運用を行うポイント3つ

FXで複利運用を行う際のポイントを解説していきます。

ひとつずつ解説していきます。

無理のない目標設定をする

FXで複利運用をしていく際には、無理のない目標設定をしましょう。

例えば、月利20〜30％といった目標は現実的ではありません。プロトレーダーでもこれだけの利率で勝ち続けている人はいないです。

現実的な目標で言えば、5％で運用できれば十分と言えます。

この目標自体も、あくまで目安なので必ず達成し続けないといけない訳ではありません。

目標に固執するあまり、トレードの無駄打ちや無理なレバレッジトレードをしてしまったりしてしまうと、かえって損失のリスクも高まります。

安定して勝てるように、無理のない目標設定と、勝てるところだけで堅実に利益を狙うトレードを心がけましょう。

長期目線で考える

複利運用は、長期的に継続するほど大きな恩恵を得ることができます。

安定して利益を得られるトレードスキルを身につけて、長期的に継続した運用をすることが重要です。

そのため、トレードでの運用を長期的に考えられる人ほど複利運用に向いていると言えます。

一方、短期的に大きな利益を求めてしまう方には向いていません。

短期で大きな利益を得ようと考える人は、大きなロットでトレードをしたり、無駄なトレードを繰り返してしまう傾向にあり、損失のリスクが大きくなります。

将来的には大きな資産を作ることができると信じて、焦らず堅実なトレードをしていきましょう。

メンタル管理を徹底する

先述したように、複利運用では資金が大きくなるほど損失も大きくなるため、メンタルに影響が出やすくなります。

そのため、FXで安定して勝つためには、メンタル管理を徹底する必要があります。

損失が出た時に精神的な苦痛が大きいのであれば、許容損失額を超えている可能性が高いので、ロット数を減らす、損切り幅の小さなポイントでトレードをするなどの対策が必要です。

FXにおけるメンタル管理の重要性、FXにおけるメンタルの鍛え方については、こちらの記事を参考にしてください！

FXの複利運用に向いている人の特徴とは

FXの複利運用に向いている人の特徴を解説していきます。

FXに長期的に取り組める人

先ほどもお伝えしたように、FXの複利運用は長期間であるほど効率良く資金を増やすことができます。

そのため、長期的にプランを立ててトレードに取り組める人ほどFXの複利運用に向いていると言えます。

数ヶ月〜数年は視野に入れてFXに取り組んでいきましょう。

損小利大のトレードを意識できる人

FXの複利運用で資金を増やしていくには、安定して利益を重ねていかなければいけません。

そこで重要になるのが、損小利大のトレードです。

損小利大とは、損失を小さく利益を大きくする考え方です。

損失を小さく抑えながら、利益を大きく伸ばすことで安定して利益を積み重ねることができます。

100％勝ち続けることは不可能なので、負けトレードでいかに損失を小さく抑えるか、勝ちトレードではどこまで利益を伸ばせるかをしっかりと見極めるスキルが求められます。

トレードをする際にも、リスクリワード比（想定される損失幅と利益幅の比率）が高いところだけで勝負をすることが大切です。

複利の力を理解できている人

複利の力を理解できている人は、複利運用に向いています。

複利の効果をしっかりと理解できていない人は、資金が加速度的に増えるイメージができないため、初めのうちは思うように利益が出ないことに精神的な苦痛を感じやすくなります。

その結果、短期的な利益を求めてしまい、高ロットのトレードや、無駄なトレードを繰り返してしまうリスクが高くなるのです。

複利の効果を理解していれば、堅実に利益を重ねていくことで資金を大きくすることが出来ると分かっているため、落ち着いて長期的に取り組むことができます。

FXの複利運用の注意点2つ

最後にFXの複利運用の注意点を解説していきます。

複利運用に取り組んでいくのであれば、必ず知識として入れておきましょう。

資金が増えれば損失リスクも大きくなる

何度もお伝えしていますが、複利運用では資金が増えると大きな利益を得られる一方で、損失が出たときにも大きくなってしまいます。

損失が大きくなり、メンタルが崩れてしまうとトレードの精度も落ちてしまいます。

現在の自分の資金と、許容損失額をしっかりと把握しながらトレードに取り組みましょう。

損切りを徹底する

FXでは、損失をいかに小さく抑えるかが、利益を重ねていくために重要です。

そのためには、自分なりの損切りのルールを作り、徹底して守ることが大切になります。

損切りの徹底は、資金管理、メンタル管理に直結します。

損切りは感情で行わず、ルールを決めたらそれを徹底するようにしましょう。

FXの複利運用で効率良く資産を増やそう！

FXでは、人類最大の発明である「複利」の力を活用することで、効率良く資金を増やしていくことができます。

始めは少ない資金であったとしても、安定して利益を重ねることさえできれば、雪だるま式にどんどんと膨らませることができるのです。

FXで自分のトレードスタイル、スキルを身につけて安定して勝てるようになっていきましょう！

これからFXを始めたいという方は、こちらの記事でオススメのFX会社を紹介しています！ぜひ参考にしてくださいね！

この記事が皆さんのお役に立てれば幸いです。