FXの環境認識のやり方をわかりやすく解説!FXは環境認識が9割!

チャート分析

この記事では、FXで勝つためには欠かせない「環境認識」の重要性とやり方について解説していきます。

FXの環境認識を理解することで、今までは難しかったトレードも根拠が明確になり、勝率も上がるはずです!

とても重要な内容になっているので、必ず最後まで読んでくださいね!

FXの環境認識とは?

FXの環境認識とは、その言葉通り「相場の環境を認識」することです。

「相場の環境を認識する」というのは、相場が現在上昇トレンドなのか、下降トレンドなのか、あるいはレンジ相場なのかといった状況を把握するということです。

「トレンドってなに?レンジ相場とは?」という方は、先に下記の2つを読んでから戻ってきてください!

「FXは環境認識が9割」と言われるほど環境認識は重要視されているので、FXで稼ぐには必ず身につけておきたいスキルと言えます。

なぜFXの環境認識が重要なのか

FXにおいて環境認識が重要な理由には、以下の3つが挙げられます。

根拠を持ったエントリーができる

環境認識で相場の流れを把握することができると、根拠を持ったエントリーができるようになります。

環境認識をせず、相場の状況を把握できない状態でのトレードは、値頃感や感覚でのエントリーをしやすくなります。

根拠のないトレードはギャンブルと同じで、再現性に乏しく負ける確率も高くなっしまうため、環境認識はとても重要です。

根拠を持ってトレードをすることができれば、勝ち方がわかるようになり再現性高いトレードができる様になります。

損失のリスクを抑えられる

環境認識によって相場の流れが把握できると、リスクリワード比の高い優位なエントリーポイントを見つけることができます。

FXのリスクリワードについては、こちらの記事を参考にしてください。

小さなリスクで大きな利益を狙うことができるポイントを見つけることができる様になるため、負けトレードだとしても損失を抑えることができます。

損小利大の意識が重要なFXでは、いかに損失を抑えるかが大切ですね!

無意味なトレードが減る

FXをしていると、感覚でトレードをしてしまったり感情的になってトレードをしてしまうことがあります。

感覚や感情でのトレードには再現性がなく、ギャンブルに近い無意味なトレードと言えます。

環境認識によってエントリー根拠が明確になると、このような無意味なトレードを自然としなくなるはずです。

結果的に無駄な損失を出さずに、利益を積み重ねることができます。

FX環境認識で重要なポイント

環境認識の具体的なやり方を説明する前に、知っておかなければいけない重要なポイントがあります。

ひとつずつ確認していきましょう。

マルチタイムフレーム分析(MTF分析)

環境認識を行う際には、マルチタイムフレーム分析(以下:MTF分析)を取り入れることで、相場のトレンドを把握できます。

MTF分析とは、長期・中期・短期足それぞれのトレンドを把握して、現在相場がどの方向に勢いがあるのかを把握する分析方法です。

  • 長期足:月足、週足、日足
  • 中期足:4時間足、1時間足
  • 短期足:15分足、5分足、1分足

原則として、長期足であるほど相場の影響力は大きくなります。

例えば、週足が上昇トレンドで4時間足が下降トレンドを形成していた場合、相場の勢いは週足の上昇トレンドの方が優位ということです。

上位足で相場のトレンドを把握して、下位足の動きからエントリーポイントを探す方法が一般的な手法になります。

各時間足の役割を明確にする

環境認識をする上で、長期・中期・短期足の役割を明確にしておくことが重要です。

例えば、デイトレードやスイングトレードが主な手法である場合、中期足を基準足とすることが多くなります。

その場合は、長期足から中期足でトレンドを把握、中期足でトレード戦略を練り、短期足でエントリーポイントを探すといった手順で分析を行います。

フラクタル構造を意識する

各時間足のチャートを見る際には「フラクタル構造」を意識することが大切です。

フラクタル構造とは、図形の全体を分解していった時に、全体と同じ形が再現されていく構造を言います。

長期足のチャートを細かく分解して見ると、長期足の中に中期足のチャートの動きがあり、さらに中期足を分解すると短期足のチャートの動きが見えるということです。

このように、長期足の中に中期足、さらには短期足のチャートがあって形成されているということを理解すると、全体の流れを把握できるようになります。

FX環境認識のやり方

重要なポイントを押さえたら、ここからは具体的な環境認識の手順について解説していきます!

一度読んでも理解しづらい点があるかもしれませんが、何度も読んでしっかりと落とし込んでくださいね!

それではいきましょう!

長期足から短期足までのトレンドを確認する

まずは、長期足から順番にトレンドを確認していきます。

①長期足の週足、日足でトレンドを確認

②中期足の4時間足、1時間足でトレンドを確認

③短期足の5分足でトレンドを確認

意識されるレートにラインを引く

トレンドをチェックした上で、意識されるレートに水平線を引いていきます。

意識されやすいレートには買いや売りの注文が溜まりやすく、値動きの起点となりやすいため、リスクリワードの高いトレードができるポイントです。

水平線を引くポイントは以下を意識しましょう。

ラインを引く際には、各時間足ごとに色を変えると見やすいですよ!

①長期足(週足・日足)でラインを引く

②中期足(4時間足・1時間足)でラインを引く

③短期足(5分足)でラインを引く

ラインの引き方に正解はありません。
ここは何度も検証を重ねて反応しやすいラインを引く練習をしていきましょう!

トレードを行う基準足で戦略を練る

上位足のチャートの動きを意識しながら、基準足でトレード戦略を考えます。

基本的には、相場のトレンドに沿った方向でエントリーをする「トレンドフォロー」の戦略を立てましょう。

上昇トレンドであれば「押し目買い」、下降トレンドであれば「戻り売り」が基本ですね!

週足、日足では上昇トレンド継続中。ここは大まかに流れを把握できればOKです。

4時間足では、急上昇が発生した後、大きな値幅のラインないでやや戻している局面。上昇トレンド継続中。

4時間足の大きな値幅ではトレード戦略が練りづらいので、ここでは戦略を立てずに流れを把握しておく。

1時間足では、直近までの下降トレンドが出現していたが、直近の最安値とその起点に引けるラインを上方向にブレイク。

上位足と同じ上昇トレンドへの転換サインが出現したので、「買い」で仕掛けるタイミングを探す。

利確ポイントは1時間足で見て、直近で長いヒゲが出ている価格帯に設定。

エントリーポイントを見つける

戦略を立てたら、優位な位置でエントリーできるよう、下位足の動きを見ながらタイミングを図ります。

引いた水平線付近のブレイクや反転、チャートパターンなどを見つけることで優位な位置でエントリーがしやすくなります。

チャートパターンを覚えておくと、エントリーポイントを見つけるのに役立ちますよ!

5分足まで落としてみると、1時間足のラインをブレイクした後、ライン付近まで落ちてきたため反発して上昇すると考え、買いでエントリー。

損切りは5分足の最高値の起点ラインの下に設定。損失が出たとしても10pipsほどに抑えられるので、小リスクで大きな値幅を狙えるエントリーポイント。

シナリオ通り、1時間足のラインで押し目をつけて上昇した。

トレード結果は、60pipsほど上昇したところで利益確定。

翌日にはさらに上昇して日足、4時間足最高値付近まで伸びる結果になった。

環境認識の注意点

環境認識には、注意すべき点もいくつかあります。

短期足を見過ぎない

エントリーポイントは短期足で見つけますが、エントリーした後は短期足ばかり見過ぎないように注意が必要です。

基準足で一方向にトレンドが発生していても、短期足では上昇トレンドや下降トレンドが目まぐるしく転換することがあります。

しかし、短期足の値動きは中期足や長期足の調整波にすぎません。

短期足ばかり見てしまうと、急な値動きに感情が揺さぶられたり、狙った方向とは逆にトレンドが転換して不安になったりしてしまいます。

その結果、本来のシナリオとは異なる判断をしてしまうことが多くなるので、エントリー後は基準となる時間足を見るようにしましょう。

必ず勝てるわけではない

FXにおけるどの手法にも完璧はありません。

必ず勝てるわけではなく、自分が予想した動きとは逆の動きをすることも頻繁にあります。

トレードを行う際には、必ず最悪の事態も想定して損切りを設定するなどのリスク管理を徹底しましょう。

投資の世界に絶対はありません。これは肝に銘じておいてくださいね!

環境認識のスキルを高めてトレード精度を上げよう!

FXにおける環境認識は、安定して勝ち続けるために欠かせないスキルです。

この記事を何度も読んで、しっかりと覚えてくださいね。

そして、やり方を理解したら次に実践練習で感覚を掴んでいくことが大切です!

環境認識、トレードのスキルは実践によって磨かれていきます!

何事も実践あるのみですね!

これからFXを始めたいという方は、こちらの記事でオススメのFX会社をまとめています!

この記事が少しでも皆さんのお役に立てば幸いです。

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