・損切りってなに?
・損切りは必要?
・損切り注文の設定目安は?
こんな悩みを解決できる記事を用意しました!
この記事では、FXトレードのリスク管理に欠かせない「損切り注文」について解説して行きます。
損切り注文の基本と、設定の目安などわかりやすくまとめました!
ぜひ参考にしてください!
目次
【損小利大】損切り注文の重要性
FXで100%損失を出さずに勝ち続けることはできません。
相場の今後の動きは誰にも予測できないからです。
FXでは、勝ちトレードや負けトレードを繰り返して、トータルで利益を上げていく必要があります。
そのために意識すべきなのが『損小利大』の考えです。
損小利大とは、読んで字の如く「損失を小さく、利益を大きく」という意味です。
全てのトレードで勝つことが難しいFXでは、損小利大のトレードを繰り返すことで利益を積み重ねていく事が大切なんです!
つまり、損失のダメージをいかに抑えるかが重要になるのですが、そのために活用するのが「損切り」になります。
この損切り注文をうまく使いこなすことが、勝ちトレーダーになるためには重要なスキルです!
損切りができない人の特徴
損失を最小限に抑えるために必要な「損切り」ができない人は、損失を抑えることができず、ズルズルと伸ばしてしまいます。
そんなトレードを繰り返していては、トータルで利益を上げることはできないでしょう。
まずは、損切りができない人の特徴を解説していきます。
ひとつでも当てはまるという方は注意が必要です。
FXに感情的になる
トレードで損失が出た時に「悔しい!」「取り返したい!」と感情的になる人は注意です。
FXトレードで感情的になってしまうと、正確な判断ができなくなります。
損失を認めたくないという思いから、損失方向に動いていても「まだ戻ってくるかも」と損切りを入れなかったり、位置をずらしてしまいがちです。
そのような感情でトレードをしてしまうと、さらに損失を大きく膨らましてしまうリスクがあります。
トレードに根拠がない
FXでは、トレードの前にどのくらいの値幅を狙うのか、どこで損切りをするのかなど、シナリオを立てることが重要です。
しかし、根拠のない値頃感のトレードをする人は、損切り位置を決めずにエントリーしてしまうため、損失をズルズルと伸ばしてしまう傾向にあります。
必ず事前に損切り位置を決めて、根拠に基づいたトレードを心がけましょう。
ギャンブル感覚でトレードしている
FXをギャンブル感覚で行なっている人は、損失方向に動いている時でも「いつか戻ってくるだろう」と考えてしまいます。
もちろん、戻ってくる可能性もありますが、そのまま損失方向に大きく伸びてしまうリスクも大いにあります。
何度か勝てたとしても、そのようなトレードを繰り返していては損失の方が大きくなるでしょう。
最悪の場合、資産を全て失ってしまうリスクもあるので、絶対にやってはいけません。
損切りの目安、設定方法
損切り注文を入れる目安はいくつかあります。
・テクニカル分析
・資金に合わせて
・値幅で設定
もちろん、これ以外にも人それぞれ目安はあります。
損切り注文の一例として、ぜひ参考にしてください。
テクニカル分析
テクニカル分析を用いて損切りを設定する場合には、その分析方法によって変わります。
例えば、ダウ理論をもとにトレンドを読んでトレードをしている場合には、トレンドの転換点に設定することが多いです。
また、トレンドラインや水平線などのテクニカル指標をもとに設定する場合は、ライン付近に設定することが多くなります。
テクニカル分析ってなに?と思った方はこちらを参考にしてください『テクニカル分析の基本』
資金に合わせて
資金に合わせて損切り幅を設定する場合、FX口座にある証拠金の1〜2%の損失に抑えるのが理想です。
資金が50万円の場合、全体の1〜2%は5,000円〜10,000円になります。
例えば、資金50万円で5Lotの取引する場合の損切り幅は10〜20pipsで設定するのが理想となります。
予想される損切り幅に合わせてLotを調整するなどして、資金の1〜2%の損失に抑えるようにしましょう。
値幅で設定
値幅を基準とする場合は、エントリーポイントからの値幅で設定するようなやり方になります。
例えば、エントリーポイントから10pipsで損切りを設定すると言った感じです。
この場合、損切り幅に正解はありませんが、自分の資金に対して許容できる範囲で設定することが大切です。
損切り注文を行う際のポイント
資金をリスクから守るのに大切な損切り注文ですが、使う際のポイントがあります。
これから解説するポイントを守って使用しないと、自分の資金を守ることができなくなってしまいます。
しっかりチェックしておきましょう!
損切りのルールを徹底する
損切りの設定方法は人それぞれありますが、大切なことは自分で決めた損切りのルールは必ず守ることです。
自分で決めたルールで損切りができない人は、損失方向に動いた際に感情的になって位置をずらしてしまうなど、冷静な判断ができなくなってしまいます。
そんなトレードをしていては、トータルで勝つことはできません。
必ず自分で決めた損切りのルールを徹底して守ってトレードをしましょう。
そうすれば、負けることはあっても結果的に損小利大のトレードができるはずです。
許容損失額の範囲内で
一回の損切りが、自分の許容損失額を超えないようにすることが、メンタル管理、資金管理において重要です。
許容損失額は個人の感覚や、資金力によって異なると思います。
一般的には、FX口座にある証拠金の1〜2%以内に設定することが望ましいとされています。
許容損失額を超えてしまうと、冷静な判断ができなくなってしまう事があるので、必ず守りましょう。
損切り貧乏に注意
小さな損切りを繰り返すことで、資金をすり減らしてしまうことを『損切り貧乏』と言います。
原因としては、リスクを恐れるあまり損切り幅を小さくしすぎて、何度も損切りになってしまうことが挙げられます。
リスクを抑えても、結果的に損失が大きくなってしまっては本末転倒です。
損切り貧乏になってしまった時には、再度損切りの設定について分析・検証を行なっていきましょう。
まとめ
損切りは、僕たちFXトレーダーの資金を守るために重要なものです。
100%の勝ちがないFXでは、負けた時の損失をいかに少なく抑えるかが鍵となります。
損切り注文を使いこなして、勝てるトレーダーになりましょう!
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