- チャートの見方の勉強法は?
- FX始めたばかりで見方がわからない
- チャートの見方を分かりやすく教えて!
こんな悩みを解決できる記事を用意しました!
FXにおいて、チャートを読み取って相場を分析するスキルは必須です。
しかし、FX初心者の方は、チャートの画面を見ても「どう読み取ればいいのか分からない」「難しい」と感じる方も多いのではないでしょうか?
僕も始めは、チャートの見方が全く分かりませんでした。
今回は、FX初心者の方に向けて、チャートの見方を分かりやすく解説していきます!
今回お伝えする方法でチャートを読み取ることが出来るようになると、トレードの精度も格段に上がるはずですよ!
ぜひ、最後まで読んでください!
目次
FX初心者はチャートの見方を絵で勉強しよう!

「チャートの見方がわからない」という方におすすめの勉強法が、「チャートを絵や線として捉える」と言う方法です。
チャートを絵や線として捉えることで、チャートの動きがシンプルに見やすく、理解度が深まります。
それでは、早速ここからチャートの見方について、絵を使って分かりやすくお伝えしていきますね!
FXチャートの基本「ダウ理論」を絵で勉強

FXのチャートを読み取る上で、必ず知っておきたい基礎知識が「ダウ理論」です。
ダウ理論は、米国の証券アナリスト・ジャーナリストであるチャールズ・ヘンリー・ダウ氏によって提唱された、相場のチャートを分析する理論です。
相場の値動きの特徴を「6つの基本法則」で説明するテクニカル分析の理論で、元々は株式市場の分析をするために考案されました。
しかし、ダウ理論は株式市場だけでなく、為替市場(FX)でも通用するものとして、多くのトレーダーに意識されている理論になります。
今回は、チャート分析に必要な基本的な部分だけを解説するので、詳しくはこちらの記事を参考にしてください!
上昇トレンドと下降トレンド
ダウ理論の原則のひとつに、「発生したトレンドは明確なトレンド転換サインが出るまで継続する」というものがあります。
まず、「トレンドとはなんぞや?」と思う方も多いかも知れません。
トレンドとは「相場の方向性」を指し、価格が上昇・下降・横ばい(レンジ)のいずれかの動きをしている状態を指します。
価格の上昇の動きを「上昇トレンド」、下降の動きを「下降トレンド」と言い、それぞれのトレンドには原則があります。
- 上昇トレンド:安値を更新せずに、高値を更新している
- 下降トレンド:高値を更新せずに、安値を更新している
下図を見ると分かりやすいと思います。

ダウ理論によると、原則が破綻しない限りは、トレンドは継続する言われています。
トレンド転換
ダウ理論によるトレンドの原則が破綻した場合、それはトレンド転換のサインと言えます。
つまり、上昇トレンドで高値を更新せずに安値を切り下げた場合や、下降トレンドで安値を更新せずに高値を切り上げた場合は、トレンドの転換サインとなります。

ダウ理論によるトレンドや、トレンドの転換サインは、しっかりと把握できるようにしておきましょう。
絵で理解した後に実際のチャート画面を見ると、分かりやすいと思います。

この場合、「始めは安値更新、高値切り下げ」の下降トレンドでしたが、①の高値が切り下げずに「高値更新」したので、上昇へのトレンド転換ですね。
そして、「高値更新、安値切り上げ」の上昇トレンドを形成していましたが、②の安値が上昇トレンドの安値切り上げを否定したので、下降トレンドに転換しています。
売買のタイミングを絵で勉強

トレンドを見て、相場の方向感が読み取れるようになったら、売買のタイミングを掴む練習をしていきましょう。
「上昇トレンドだから、すぐに買い注文を入れよう」と安易に考えてしまうようなトレードは、損失のリスクも高くなってしまいます。
これからお伝えする売買の基本を抑えておくだけでも、リスクを抑えたエントリー(注文)が出来る様になるはずです。
- 順張りトレード
- 逆張りトレード
ひとつずつ説明していきますね!
順張りトレード
順張りトレードとは、発生しているトレンドと同じ方向にエントリーをして、利益を狙う手法です。
つまり、相場が上昇トレンドなら買い注文を、下降トレンドなら売り注文を入れるということですね。

順張りトレードは、相場の勢いがある方向に乗るトレードなので、比較的リスクが少なく、FXでは王道のトレード手法とされています。
そして、順張りをする際には、損失のリスクを抑えて大きな利益を狙うために、「押し目買い」「戻り売り」と言われる注文方法が使われます。

「安く買って高く売る」「高く売って安く買う」がFXで稼ぐ基本です!
押し目買い、戻り売りを使って、出来るだけいい位置でエントリーをすることで、リスクを抑えて大きな利益を狙えますよ。
逆張りトレード
逆張りトレードとは、発生しているトレンド方向とは逆の方向にエントリーをして、利益を狙うトレード手法です。
相場が上昇トレンドなら売り注文を、下降トレンドなら買い注文を入れるということですね。
この逆張りトレードは、相場の勢いとは反対方向にエントリーをするため、トレンドの転換タイミングを上手く見極める必要があります。

タイミングさえ上手く掴めれば、損失のリスクを最小限に抑えながら、大きな利益を狙うことができるトレード手法です。
トレンド相場はもちろん、一定の値幅で価格が上下する「レンジ相場」でも超有効な手法になっています。
そもそも「レンジ相場ってなに?」という方は、こちらの記事をチェックしてください。
逆張りのスキルを身につけることができれば、トレード戦略も大幅に増え、より多くのチャンスを得ることが出来ます。
主要なチャートパターン8選

チャートパターンとは、FXでよく出現するチャートの形をパターン化したもので、トレンドの継続や転換を予測するのに役立ちます。
チャートパターンは、相場の転換を予測する「転換パターン」と、トレンドが同じ方向に継続しやすい「保合いパターン」の2つに分けられます。
これらのチャートパターンを覚えておくことで、有利な位置でのエントリーポイントを見つけ易くなり、トレードの精度、再現性を高めることが出来るはずです。
転換パターン
転換パターンは、相場の方向(トレンド)が転換する際によく現れるチャートパターンです。
エントリーのタイミングとしてうまく使えれば大きな値幅を得ることもできます。
- レジサポ転換
- ダブルトップ&ダブルボトム
- ヘッドアンドショルダー
レジサポ転換
FXのチャートでは、意識される価格(レート)で、底値を支える「サポートライン」や、上値を支える「レジスタンスライン」が引けます。
- サポートライン:底値を支えるライン
- レジスタンスライン:上値を支えるライン
そして、このラインをブレイク(支えられずに抜ける)した後には、ラインの機能が転換することが多くあります。
つまり、レジスタンスラインがサポートに、サポートラインがレジスタンスラインとして機能するようになると言うことです。
これを「レジサポ転換」と言います!
このように、絵で見ると分かりやすいですね。

ラインブレイクのタイミング、またはリターンムーブ(抜けた後に、ラインに近づく動き)を待ってから、ライン付近でエントリーをすると上手く利益を得やすいパターンです。
レジサポ転換の動きは、実際に相場でも多く見られます。

ダブルトップ&ダブルボトム
ダブルトップ、ダブルボトムは、これからトレンドが転換するサインとして多くのトレーダーが意識するチャートパターンです。
同じ高さの2つの山や谷ができることが特徴です。
- ダブルトップ:上昇トレンドで2つの山を作って下落するパターン
- ダブルボトム:下降トレンドで2つの谷を作って上昇するパターン

ダブルトップの谷の部分、ダブルボトムの山の部分を『ネックライン』というのですが、このネックラインをブレイク(抜ける)するとパターン成立となります。
このネックラインはその後意識されてサポートやレジスタンスラインとして機能しやすいのも重要なポイントです!(レジサポ転換)
実際のチャートでも、見られることが多いですね。

ヘッドアンドショルダー
ヘッド&ショルダーは、上昇トレンドから下降トレンドへ転換する際に見られるチャートパターンです。
ヘッド&ショルダーは3つの山を形成するのですが、真ん中の山が1番高いのが特徴で、これを「ヘッド」と呼び、両サイドの山を「ショルダー」と呼んでいます。

谷の部分はダブルトップと同様、ネックラインで意識されて、同じ水準でサポートされ易くなっています。
ネックラインをブレイクしてパターン成立となり、ネックラインをブレイク後は、レジスタンスとなって下落していくことが多いチャートパターンです。
保合いパターン
保合いパターンは、トレンドの途中で揉み合う形を作るパターンです。
意識されるラインをブレイクするとその方向に伸びやすいチャートパターンになります。
主要なものを2つ紹介していきますね。
- フラッグパターン
- ペナントパターン
フラッグパターン
フラッグは、一時的にトレンド方向とは逆方向に揉み合い、その後ラインをブレイクしてトレンド方向に動き出すチャートパターンです。
その形が旗(フラッグ)に見えることから、その名が名付けられました。

エントリーは、ブレイクしたタイミングまたはリターンムーブ(ラインを抜けた後に戻ってくる動き)を待って、ライン付近で入れるのがオススメです。
フラッグパターンは、相場では頻繁に見られる動きですね。
抜ける動きで、勢いよく動きやすいので、短時間で利益を抜くのに役立ちます。

ペナントパターン
ペナントとは、トレンド中に三角形の保合いパターンを形成した後にトレンド方向にブレイクしていきやすいチャートパターンです。
その形がペナントに見えることから、その名が名付けられました。

トレンドの波が一時的に揉み合い、値動きが収束した後にラインをブレイクして大きく動きやすいチャートパターンになります。
FXチャートを見る練習問題3つ

いかがでしたか?
ここまで、チャートの見方について解説してきました。
理解が難しい部分は、少し戻って見返してくださいね。
ここからは、これまでの理解度を確認するための練習問題を出題していきます!
ぜひチャレンジして下さい!
トレンド転換サインはどこ?
第1問:トレンドの転換サインはどこでしょうか?

トレンドの定義と、転換サインはどのように判断するのか、思い出しましょう。
このチャートの現地点では、相場は上目線?下目線?
第2問:現在地点で、相場は上目線?下目線?

この問題も、トレンドの定義とトレンド転換サインが理解できていれば、分かるはずですよ。
このチャート内にあるチャートパターンは?
第3問:チャートの中に見つけられるチャートパターンは?

実際のチャートでも、トレンドやチャートパターンを見つけられるようにしていきましょう!
FX初心者は絵を書いてチャートの見方を学ぼう!

FX初心者の方の中には、いきなりチャートを見ても、上手く相場を把握できないと言う方も多いと思います。
そんな方は、線や絵を使って、出来るだけシンプルにチャートを捉える練習方法から始めていきましょう!
始めは理解が難しくても、練習を重ねることでリアルなチャートも読み取れる様になるはずですよ!
ちなみに、僕は「Epic Pen」と言うアプリを使っているのですが、このアプリを使えば、簡単にチャート上に直線を引けるので、とてもオススメです!

そして、チャートの把握が出来る様になる為には、実践練習も超大切です!
まだFX口座を開設していない、FXを始めていないと言う方は、ぜひこちらの記事を参考にして始めてみましょう。
まずは少額、またはデモトレードで何度も検証を重ねて、トレードスキルを高めていきましょう!
この記事が皆さんのお役に立てば幸いです。
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